こんにちは。
パズドラのスキル発動等の処理時間について検証しました。
様々な処理の秒数を計測したので、計測結果を掲載します。
【追記】
2021/11/11 発動条件のあるスキル「~の場合、…」の処理時間
2021/07/01 スキルの最後がブレスの場合の処理時間
計測環境
iOS14.4.2 の画面録画を使用しました。
動画のフレームレートは 30 ~ 35 [fps] 程度です。
OpenCV で各フレームに対応するタイムスタンプを取得し、処理時間の計測を行いました。
検証動画の一例: https://youtu.be/wougfwFEtyE
以降では、時間の単位を 秒 [s] で表記します。
処理時間一覧
スキル処理時間
スキルに複数の効果がある場合、効果の個数によって発動時間が変わります。
以下に発動時間を記載します。
スキル | 処理時間 [s] |
---|---|
1個目の効果 | 0.8 |
2個目の効果 | 1.0 |
3個目の効果 | 0.8 |
4個目の効果 | 0.8 |
5個目の効果 | 0.6 |
効果が1個のスキルなら 0.8 [s]、効果が2個のスキルなら 0.8 + 1.0 [s]、… といった具合です。
自傷 + ブレス の処理は、1つの効果とみなします。
スキルの最後がブレスで、そのブレスで敵が倒される場合、スキル発動終了から行動可能になるまで追加で 1.0 [s] かかります。(ブレスの後に効果がある場合、その効果と敵が倒れる処理が同時に行われるため、遅延は発生しません)
発動条件のあるスキル「~の場合、…」について、発動条件を満たしていない場合は処理が行われず遅延が発生しません。
例えば、「A。HP50%以下の場合、B。」というスキルをHP満タンで使用した場合、Aのみのスキルを使用したときとまったく同じ処理が行われます。
攻撃枚数による遅延
攻撃枚数1枚あたり 0.125 [s] の遅延が発生します。
攻撃にかかる時間は敵の数には依存しません。
コンボによる遅延
盤面のコンボ、リーダースキルのコンボ加算、スキルのコンボ加算 によって時間が異なります。
以下に、コンボ間の時間を記載します。
コンボ t1 | コンボ t2 | 処理時間 t2 – t1 [s] |
---|---|---|
盤面コンボ | 盤面コンボ | 0.4 |
盤面コンボ | リーダーコンボ加算 | 0.3 |
リーダーコンボ加算 | リーダーコンボ加算 | 0.3 |
リーダーコンボ加算 | スキルコンボ加算 | 0.5 |
スキルコンボ加算 | スキルコンボ加算 | 0.3 |
最後のコンボ | 次の処理 | 1.0 |
倍率による遅延
倍率の処理 | 処理時間 [s] |
---|---|
コンボ倍率 | 0.5 |
リーダー・覚醒・バッジ による倍率 | 0.5 |
特殊なリーダースキルの処理時間
落ちコンなし
コンボによる遅延と倍率による遅延がどちらも発生しない場合、ドロップを離してから攻撃開始するまでには 1.2 [s] かかります。
(ドロップを離してから各キャラのダメージ値が確定するまでには 0.8 [s] かかります)
ドロップの落下が発生しても処理時間は変わりません。
残りドロップ数依存
「パズル後の残りドロップ数が?個以下で…」という内容のリーダースキルです。
ドロップを離してから倍率処理に移るまでに行われる処理を以下に記載します。
処理 | 処理時間 [s] |
---|---|
ドロップ落下(ある場合) | 0.4 |
残りドロップ数による倍率確定 | 0.7 |
待機時間 | 0.7 |
「落ちコンなし」のみのリーダースキルと比べると、0.2 [s] 遅くなります。(ドロップ落下がある場合は 0.6 [s])
(0.2 = 1.4 – 1.2)
ただし、残りドロップ数依存のリーダースキルを持っていたとしても、残りドロップ数による倍率が発動していない場合は、リーダースキル「落ちコンなし」の場合と同じ処理時間になります。
ブレス突破時間
ブレスのみのスキルで突破した場合、スキル発動からHP0になるまでに 1.8 [s] かかります。
落ちコンなし、1コンボ、倍率なし、攻撃枚数1枚 で突破した場合、ドロップを離してからHP0になるまでに 1.95 ~ 2.0 [s] かかります。
敵の行動時間
行動 | 処理時間 [s] |
---|---|
メッセージ → ダメージ | 0.8 → 0.4 |
メッセージなし → ダメージ | 0.8 → 0.4 |
メッセージ → 効果 | 1.0 → 2.0 |
メッセージ + ダメージ → 効果 | 1.0 → 2.0 |
根性発動 | 1.0 |
HP0から消えるまで | 1.0 |
根性発動(超根性発動)とスキル処理は同時に行われます。
例えば、グラビティ + 追加効果1個 のスキルで超根性が発動した場合、超根性発動の1.0秒と追加効果の1.0秒が同時に処理されるため、グラビティのみのスキルを使用した場合と処理時間は同じになります。
(超根性の処理やスキル処理がすべて終わってから属性変化が発生します。属性変化の処理はスキル処理と同時には処理されません)
最後に
計測には 30 [fps] の動画を使用しているため、誤差は最大で ± 1/30 [s] となります。
また、処理開始を画像で判別するのが難しい場面もあります。
以上のことから、本記事の内容が完全に正しいとは限りません。
新たな発見や本記事の誤り等があった場合は、コメント欄やDM等でお知らせください。
質問や要望も受け付けています。
周回の時間効率を求めている方などは、処理時間を踏まえたうえで編成を考えると良いと思います。
それでは、また。
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