こんにちは。
今回の記事は、8世代の追加コンテンツ解禁前(シリーズ2以前)でのフェアリー統一の構築記事です。
↓ シリーズ3以降のフェアリー統一の記事も書いたので、良かったら読んでください。
サブロムでビギナー級からマスターボール級になるまで使い続け、結果は 26勝14敗(勝率 65%)でした。
フェアリー統一ということで、今回はプリンちゃんと一緒に進めたいと思います。
よろしくね
それでは、解説していきます。
使用可能なフェアリータイプ
まずは、8世代の追加コンテンツ解禁前の時点で使用可能なフェアリータイプのポケモンを一覧にしました。
以下の18体が使えるポケモンです。(最終進化形のみ表示)
ポケモン | タイプ |
---|---|
ピクシー | フェアリー |
ギャロップ (ガラル) | エスパー / フェアリー |
マタドガス (ガラル) | どく / フェアリー |
バリヤード | エスパー / フェアリー |
サーナイト | エスパー / フェアリー |
クチート | はがね / フェアリー |
トゲキッス | フェアリー / ひこう |
エルフーン | くさ / フェアリー |
フレフワン | フェアリー |
ペロリーム | フェアリー |
ニンフィア | フェアリー |
アブリボン | むし / フェアリー |
マシェード | くさ / フェアリー |
シルヴァディ | フェアリー |
ミミッキュ | ゴースト / フェアリー |
ブリムオン | エスパー / フェアリー |
オーロンゲ | あく / フェアリー |
マホイップ | フェアリー |
あれ、プリンは……?
相手のはがねの一貫を切ることができるポケモンがクチートしかいないため、サイクルは回せません。
そのため、対面構築や積み構築に近い形のパーティにするのが良いと考えられます。
本構築は、対面性能高めのポケモンが3体、サポート枠が3体という構成になっています。
構築の狙い
本構築でやりたいことを以下にいくつかまとめました。
ペロ + ミミ + キッス
ペロリームのねばねばネットで相手のSを下げることで、ミミッキュや眼鏡トゲキッスを通していく選出です。
接地しているポケモンが多い場合や、スカーフポケモンさえ抜ければミミッキュやトゲキッスを通しやすい場合の狙い筋です。
ねばねばネットを撒けば、ダイジェットなしでも上からエアスラを打てるよ
アブリボン + キッス or ニンフ
アブリボンで ちょうのまい + バトンタッチ をします。
受け寄りのサイクル構築に対してはこの選出が刺さる場合があります。
相手ポケモンのすばやさを確認して、誰にバトンタッチするか決めよう
ニンフ + ミミ + キッス
サポート枠を選出するよりも、対面性能高めのポケモンで固めたほうが良さそうな場合の選出です。
浮いているポケモンが多い場合にもこの選出を考慮に入れます。
個体解説
アブリボン
ポケモン | アブリボン |
---|---|
特性 | りんぷん |
性格 | おくびょう (S↑ A↓) |
持ち物 | きあいのタスキ |
実数値 (努力値) | H: 135 A: – B: 81 (4) C: 147 (252) D: 90 S: 193 (252) |
技 | ちょうのまい みがわり バトンタッチ ムーンフォース |
特性「りんぷん」では がんせきふうじ や ねこだまし の追加効果を受けないよ
採用経緯
眼鏡トゲキッスやニンフィアを通すためのバトン役として採用しました。
最初はHS振りのリフレクターを持った型を使うつもりでしたが、パーティにはがねの一貫がある関係で汎用性の高いタスキ型にしました。タスキに伴って努力値はCS振りです。
みがわりは、ダイマックス枯らしや受けポケの状態異常を回避する用です。
選出率: 5位
ミミッキュ
ポケモン | ミミッキュ |
---|---|
特性 | ばけのかわ |
性格 | ようき (S↑ C↓) |
持ち物 | いのちのたま |
実数値 (努力値) | H: 131 (4) A: 142 (252) B: 100 C: – D: 125 S: 162 (252) |
技 | つるぎのまい かげうち シャドークロー じゃれつく |
環境に多いASミミッキュだよ
採用経緯
ヒートロトムなど、特殊フェアリーできついポケモンへの対策として採用しました。
基本的には、つるぎのまい + ダイマックス で全抜きを狙います。
特性が非常に強力なので、迷ったら取り敢えず選出しておけばある程度仕事をします。
ミミッキュにダイマックスを切ることが多いので、シャドークローの枠をゴーストダイブにするのも良いと思います。
選出率: 1位
ニンフィア
ポケモン | ニンフィア |
---|---|
特性 | フェアリースキン |
性格 | ひかえめ (C↑ A↓) |
持ち物 | じゃくてんほけん |
実数値 (努力値) | H: 173 (20) A: 76 B: 117 (252) C: 165 (156) D: 151 (4) S: 90 (76) |
技 | ハイパーボイス マジカルフレイム サイコショック でんこうせっか |
調整意図
HB: 準特化ドリュウズのアイアンヘッド 15/16耐えまで
C: 補正有りなので、11n
S: アーマアガア +3 かつ、S-1 最速70族抜き まで
採用経緯
広い技範囲と耐久力があり、対面性能が高いポケモンとして採用しました。
B準特化なので、物理はがねに対して一発耐えた後に弱保マジカルフレイムで返り討ちにできます。
タスキ持ちにも勝てるようにするため、でんこうせっかを採用しています。
サイコショックは全試合中一度も使わなかったので、あくび、めいそう、みがわり などの変化技にするのもありだと感じました。
選出率: 4位
ペロリーム
ポケモン | ペロリーム |
---|---|
特性 | かるわざ |
性格 | おくびょう (S↑ A↓) |
持ち物 | オボンのみ |
実数値 (努力値) | H: 188 (244) A: – B: 106 C: 105 D: 106 (84) S: 126 (180) |
技 | ねばねばネット あくび がむしゃら マジカルシャイン |
がむしゃら用に オレンのみ もありかも!?
調整意図
H: 2n
S: かるわざ時 S+1 最速100族 抜き かつ、準速70族抜き
D: 残り
採用経緯
ミミッキュやトゲキッスを通すために場を整えるポケモンとして採用しました。
ねばねばネットでSを下げると、ミミッキュがほぼすべての敵を抜くことができます。
起点回避のため、あくび や がむしゃら を採用しています。
Sさえ下げればミミッキュやトゲキッスを通せるという場合は積極的に初手に選出します。
選出率: 2位
オーロンゲ
ポケモン | オーロンゲ |
---|---|
特性 | いたずらごころ |
性格 | いじっぱり (A↑ C↓) |
持ち物 | リリバのみ |
実数値 (努力値) | H: 191 (164) A: 165 (76) B: 117 (252) C: – D: 96 (4) S: 82 (12) |
技 | リフレクター ちょうはつ イカサマ ふいうち |
リリバのみ は、はがね半減実だよ
調整意図
H: A+2 準特化ドリュウズのアイアンヘッド耐えをみたす範囲で、16n – 1
A: 残り
採用経緯
剣舞ドリュウズに後出しできるポケモンとして採用しました。
後出しから、イカサマ + ふいうち でタスキ持ちでも倒せます。(ダイマックスを切ってきたら倒せません)
壁を張らないとどうしようもない場合にも選出します。
特性が非常に強力なため、対面性能を捨ててでも、もっと特性を生かせる技構成や持ち物にした方が良かったかもしれないです。
このポケモンに関してはかなり考察の余地があると思っています。
選出率: 6位
トゲキッス
ポケモン | トゲキッス |
---|---|
特性 | てんのめぐみ |
性格 | おくびょう (S↑ A↓) |
持ち物 | こだわりメガネ |
実数値 (努力値) | H: 161 (4) A: – B: 115 C: 172 (252) D: 135 S: 145 (252) |
技 | エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ はどうだん |
採用意図
通りの良いひこう打点を持つポケモンとして採用しました。
通常は弱保やラムを持ったトゲキッスにダイマックスを切ることが多いと思いますが、この構築ではできるだけミミッキュにダイマックスを切りたいので、トゲキッスにはなるべく切らないように立ち回ります。
基本的には、ねばねばネット or 蝶舞バトン と組み合わせて眼鏡エアスラの怯みを押し付けていきます。
怯み60%なので、ある程度怯みを前提とした立ち回りをしても良いと思っています。
相手の構築に対してフェアリー技の通りが悪いと感じたら、ニンフィアよりもトゲキッスを優先的に選出しました。
選出率: 3位
よく出されたポケモン
よく出されたポケモンに対する立ち回りをいくつか紹介します。
ドリュウズ
- ニンフィア … 弱保マジカルフレイム + でんこうせっか
- ミミッキュ … ねばねばネットでスカーフまで抜けるようにしておき、上から殴る
- オーロンゲ … イカサマ + ふいうち
などいろいろな形で対処できます。
ヒートロトム
特殊フェアリーでは厳しいので、ミミッキュを通すプランを考えます。
ミミッキュ
ねばねばネットを撒いておくと、ミミッキュで必ず上をとれます。
残りHPが65%以下のミミッキュであれば、かげうちで倒せます。(65.6% ~ 77.0%)
パルシェン
初手に出されることが多かったです。
- ニンフィア … ハイパーボイス + でんこうせっか
- ペロリーム … あくび(その後、ねばねばネット)
ウィンディ
耐久振りのウィンディは、ミミッキュの剣舞ダイホロウで倒せません。
おにびを受けたらほぼ敗北です。
ねばねばネットを撒いた上で、トゲキッスを通すことも考慮します。
アイアント
ねばねばネットを撒いておけばそこまで脅威ではありません。
カビゴン
トゲキッスかミミッキュで倒します。
ヘビーボンバー持ちも結構いたので、ダイマックスをうまく使いましょう。
キョダイマックスが解禁されて増えてるかも
ギャラドス
初手に出して初手にダイマックスを切ってくることが多かったです。
ペロリームが、珠 準特化ギャラドスのダイジェットを 15/16 で耐えるので、初手で対面したら あくび が安定します。
倒すときは、ミミッキュの 剣舞 + ダイマックス で倒すのが良いと思います。
最後に
現状ではポケモンの種類が少ないため、フェアリー統一を組むのは割と難しいです。
特にはがねを等倍以下に抑えられないので、この構築では対はがねをかなり意識しています。
追加コンテンツでカプなどが追加されるとかなり強くなると思うので、追加コンテンツが解禁されたらまた新たなフェアリー統一を組むつもりです。
プリンも、追加されるよね……
皆さんも是非、可愛くて強いフェアリータイプのポケモンを使ってみてください。
それでは、また。
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