【ポケモンSV】フェアリー統一 パラドックス軸【第9世代レギュレーションDシングルS8-10構築記事】

ポケモン
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こんにちは。

この記事は、第9世代ポケモンHOME解禁後 (レギュレーションD、シーズン8~10) のフェアリー統一の構築記事です。

パラドックスポケモンを含む準伝説が解禁され、一部HOMEから送られたポケモンも使用可能なルールです。

戦ってみた所感ですが、まだ選べるポケモンの幅が狭く、非常に厳しいと感じます。

環境上位のポケモンが如何に強いかが良く分かります。

勝率を求めるなら追加コンテンツ解禁まで待った方が良いと思いますが、一旦今の範囲でできるところまで組んでみました。

マスターボール級には辿り着いたので、ここから今回使った構築を紹介します。

ランクバトルの対戦戦績は次の通りでした。
S8: 21勝14敗 / 35戦 (勝率 60%)
S9: 22勝17敗 / 39戦 (勝率 56.4%)

構築

レンタルパーティはある程度の期間公開しておくので、使っていただいて構いません。

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プリン

どうぞ~

対戦動画 (実況: プリン / サケブシッポ) ↓ 参考にどうぞ。

https://youtu.be/gN08oj9VEHQ

過去のフェアリー統一の構築記事 ↓ 興味のある方は是非。

【ポケモン】フェアリー統一 記事一覧
第9世代 - SV 最新 レギュレーションE (碧の仮面解禁後) シーズン13 レギュレーションD (HOME解禁後) シーズン8 第8世代 - 剣盾 最新 シリーズ11 シリーズ10 シリーズ9 シリーズ8 冠の雪原 解禁前 シリーズ5 ...

使用可能なフェアリータイプ

9世代レギュレーションDの時点で使用可能なフェアリータイプのポケモンを一覧にしました。(最終進化形のみ表示)

レギュレーションDで新たに追加されたのは、太字の1体です。

ポケモン タイプ
プクリン ノーマル / フェアリー
マリルリ みず / フェアリー
サーナイト エスパー / フェアリー
フラージェス フェアリー
ニンフィア フェアリー
デデンネ でんき / フェアリー
メレシー いわ / フェアリー
クレッフィ はがね / フェアリー
ミミッキュ ゴースト / フェアリー
ブリムオン エスパー / フェアリー
オーロンゲ あく / フェアリー
ラブトロス フェアリー / ひこう
バウッツェル フェアリー
デカヌチャン フェアリー / はがね
サケブシッポ フェアリー / エスパー
ハバタクカミ ゴースト / フェアリー
テツノブジン フェアリー / かくとう
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プリン

もっと増えてほしい!

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サケブシッポ

ぷりぃぃぁあ?

初めに

タイトルはパラドックス軸となっているのになぜサケブシッポを使っていないのか疑問に思った方もいるかもしれません。

残念ながらフェアリー統一との相性が悪く、泣く泣く構築から外したからです。

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サケブシッポ

……

不利対面でサケブシッポに交代しても、フェアリーに一貫する技や超高火力な技を打たれてほぼ瀕死になります。

厳しいと感じた技は、鋼、毒(主にオオニューラ)、パオジアンのつららおとし、(カイリューのしんそく) などです。

これらに対応するため、サケブシッポからクレッフィに変更しました。

ハバタクカミ、テツノブジンをメインアタッカーとして採用しているので、パラドックス軸とさせてください。

構築の狙い

相手の構築に刺さっているポケモンを選択するので固定の選出パターンはありません。

ただ、初手の選び方は以下にまとめておきます。

ハバタクカミ

相手にハバタクカミがいる場合、または交代先としてクレッフィを選出できる場合、またはハバタクカミの通りが良い場合の初手です。

本編成は相手の特殊アタッカーに後出しできるのがハバタクカミしかいないため、相手のハバタクカミが重いです。

そのため、こちらのハバタクカミを先に展開することで、不利対面にならないようにします。

因みに、ハバタクカミはミラーに比較的強い型です。

テツノブジン

テツノブジンで4倍弱点をつける相手が多い場合の初手です。

ただし、ブーストエナジーは1度しか発動しないため、相手の高速アタッカーをテツノブジンで倒す選出をする場合には初手に出さない方が良いと思います。

ラブトロス

初手に起点作成や状態異常系の妨害をしてきそうな場合の選出です。
(ディンルー、キノガッサ、ドヒドイデ、カバルドン、…)

ラブトロスの ちょうはつ + ばかぢから で逆に起点にします。

個体解説

ハバタクカミ

ハバタクカミ

ポケモン ハバタクカミ
テラスタイプ ほのお
特性 こだいかっせい
性格 おくびょう (S↑ A↓)
持ち物 こだわりメガネ
実数値 (努力値) H: 130
A: –
B: 76 (4)
C: 187 (252)
D: 155
S: 205 (252)
シャドーボール
ムーンフォース
マジカルフレイム
サイコショック

調整意図

C: 準特化
S: 特化 (こだいかっせいの能力上昇対象)

採用経緯

高速アタッカーとして採用しました。

ハッサムのバレットパンチなどの鋼技対策、かつハバタクカミ対面で有利になるよう、テラスタイプは炎にしています。

(ハバタクカミ対面で炎が有利という意味について、ハバタクカミ対面ではフェアリーテラスムーンフォースが最も安定する択だと思うので、それを半減で受けられるという点で有利であるということです。
ただし、最近は水テラスが増えているため、若干向かい風かもしれません)

テラスタイプはノーマルと悩んでいましたが、鋼(特にバレットパンチ持ち)に対して有利になる点を評価し、また、タイプ一致ハイパーボイス(テツノツツミなどのみがわり意識)をそれほど必要としていない点を考慮し、炎としました。

素早さ最速は、ハバタクカミやパオジアンなどの135族との同速勝負があるため必須です。
選出率: 1位

テツノブジン

テツノブジン

ポケモン テツノブジン
テラスタイプ でんき
特性 クォークチャージ
性格 ようき (S↑ C↓)
持ち物 ブーストエナジー
実数値 (努力値) H: 149
A: 182 (252)
B: 110
C: –
D: 81 (4)
C: 184 (252)
インファイト
かみなりパンチ
れいとうパンチ
つるぎのまい

調整意図

A: 準特化
S: 特化 (クォークチャージの能力上昇対象)

採用経緯

超高速アタッカー兼崩し要因として採用しました。

全体的に素早さが非常に高い環境なので、超高速アタッカーが1体は欲しいと思い、ブーストエナジーを持たせました。

抜群を取るために打たれるであろう鋼や飛行を半減に抑えるため、テラスタイプは電気としています。
(サーフゴー、ヒードラン、サンダー、ハッサムなどを想定。細かいですが、サンダーのせいでんき対策にもなります)

物理電気は崩し用として使えるので、崩し要因としての役割を持たせています。

れいとうパンチの枠についてはシャドークローと選択だと思います。
れいとうパンチのメリットはカイリューやランドロスに対して安定しやすいという点で、シャドークローのメリットはゴースト全般に強くなるという点です。
これは環境の使用率によって変動すると思われます。
選出率: 5位

マリルリ

マリルリ

ポケモン マリルリ
テラスタイプ みず
特性 ちからもち
性格 いじっぱり (A↑ C↓)
持ち物 オボンのみ
実数値 (努力値) H: 204 (228)
A: 112 (252)
B: 102 (12)
C –
D: 102 (12)
71 (4)
アクアジェット
じゃれつく
ばかぢから
はらだいこ

調整意図

A: 特化
B = D = H/2 の耐久最大効率
H: 偶数 (はらだいこ + オボンのみ発動用)

採用経緯

タイプの優秀な水フェアリー枠として採用しています。

耐久が高いことを活かし、はらだいこを積むか、後出しから有利対面を作ることが役割です。

ウーラオスやパオジアンに対して強いという点もポイントです。
(ウーラオスはテラスタイプによっては有利ではないので難しいです)

ただ、今の環境では、はらだいこを積む余裕がなかったり、テラスタルで有利不利やアクアジェットの被ダメージを変更されたりして、素早さが低いという欠点を補いきれないことが多かったように思うので、見直す必要があるかもしれません。
選出率: 6位

クレッフィ

クレッフィ

ポケモン クレッフィ
テラスタイプ はがね
特性 いたずらごころ
性格 ずぶとい (B↑ A↓)
持ち物 イアのみ
実数値 (努力値) H: 164 (252)
A: –
B: 157 (252)
C: –
D: 108 (4)
S: 95
でんじは
イカサマ
てっぺき
リサイクル

調整意図

H: 特化
B: 特化

採用経緯

毒、鋼、氷などの一貫を切り、不利対面の交代先ポケモンとして採用しました。

クレッフィを採用しない場合、パオジアンやオオニューラが非常に厳く、不利対面を作られると必ず1体倒されるという状況でした。

そこで、これらの対面で交代できるポケモンとして、クレッフィを採用しました。

物理受けなので てっぺき + リサイクル型とし、相手の交代先に負荷をかけられるように でんじは を採用しています。

いたずらごころの弱点としてあくタイプに変化技を無効化されるため、パオジアン等の新規準伝説にでんじはは効かない点には注意が必要です。

また、もともと相手のミミッキュが重かったですが、クレッフィが後出しから対応できるので、その点も優秀でした。

クレッフィを採用したことで構築がかなり安定したように感じます。やはりフェアリー統一において鋼タイプは必須でした。

余談ですが、パオジアンはてっぺきで完封できると思いきや、せいなるつるぎ で てっぺき を無視してくるのが厄介でした。あれほどの性能を持っていながら器用なこともできるなんて反則級だと思います。
選出率: 4位

ミミッキュ

ミミッキュ

ポケモン ミミッキュ
テラスタイプ ゴースト
特性 ばけのかわ
性格 ようき (S↑ C↓)
持ち物 いのちのたま
実数値 (努力値) H: 131 (4)
A: 142 (252)
B: 100
C: –
D: 125
S: 162 (252)
かげうち
シャドークロー
じゃれつく
つるぎのまい

調整意図

A: 準特化
S: 特化

採用経緯

勝率を高くするなら、ミミッキュを最も活躍させることが重要だと感じました。

そこで、最も汎用的で最も選出率が高くなるような型を考えたとき、アタッカー型が良いだろうと判断しました。

つるぎのまい は のろい と選択ですが、ミミッキュを活躍させるという意味ではつるぎのまいのほうが相性が良く、のろいは中途半端です。

この型だと相手の特性てんねん持ちなど受けのポケモンが厳しくなりますが、他に崩しが得意なポケモンが多くいるので、ミミッキュの役割対象外としました。

現環境は対面寄りのポケモンが多い気がするので、ミミッキュの通りは良いと思います。

素早さについては、サーフゴー意識で準速以上は確定で、ウーラオスやイーユイなどの準速とミミッキュミラーを意識して最速にしています。
現環境は素早さのラインが非常に高いため、100族程度だと準速も多いだろうと考え、最速の恩恵が大きいと判断しました。
選出率: 3位

ラブトロス

ラブトロス

ポケモン ラブトロス(化身)
テラスタイプ ほのお
特性 あまのじゃく
性格 ようき (S↑ C↓)
持ち物 ラムのみ
実数値 (努力値) H: 150 (4)
A: 167 (252)
B: 90
C: –
D: 100
S: 173 (252)
ばかぢから
じゃれつく
テラバースト
ちょうはつ

調整意図

A: 準特化
S: 特化

採用経緯

妨害阻止兼積みアタッカーとして採用しました。

フェアリー飛行という優秀な耐性に加え、ばかぢから連打で防御が強化されるため、耐久面でもかなり優秀です。

ラブトロスが刺さった場面はかなり多かったという印象です。

初めはテラスタイプを格闘にし、持ち物をこだわりスカーフ(主にパオジアン意識)にしていましたが、ゴーストタイプがあまりに厳しいため、技選択ができるようにこだわりアイテムをやめ、ゴーストタイプに打てるテラバーストを採用しました。

テラスタイプは炎と悪で迷ったのですが、サーフゴーやミミッキュに強くなるため炎としました。テツノツツミの氷技受けで役立ったこともありました。テラスタイプの選択としては良かったと感じています。

持ち物は ラムのみ が一番強いと感じています。受けサイクルの状態異常を1度無効化できたり、キノガッサに対して ばかぢから から打てたりと便利です。
初めは きあいのタスキ を採用していたのですが、発動する機会がほとんどなかったので変更しました。
選出率: 2位

構築の弱点

構築の弱点がいくつかあるので記載します。

まず、使用率1~2位のハバタクカミの受け先がないという点です。
相手のハバタクカミよりも先にこちらのハバタクカミを展開しなければ、死に出しをする必要が出てしまいます。

また、ヘイラッシャ、ラウドボーン、ドオーなどの特性てんねん持ちの突破方法が限られているという点もあげられます。
テツノブジンの弱点技で削りつつ、ハバタクカミをうまく通さなければ勝てません。

その他、使用率上位のウーラオスも若干重いです。
テラスタルを切られればフェアリータイプの優位性はないので、微不利と考えて立ち回る方が良いでしょう。

このように、まだ解決すべき点はありますが、多分現状のフェアリータイプだけでカバーするのは厳しいと思っています。追加コンテンツに期待しています。

没になったポケモンと構築

試行錯誤する中で没になったポケモンと構築を残しておきます。

S8構築

S8の構築です。このときはサケブシッポを採用していましたが、上記の通りクレッフィと交代しました。また、一部型を変更したポケモンもいます。

S8構築

サケブシッポ

没になったポケモンです。
サケブシッポ

ポケモン サケブシッポ
テラスタイプ エスパー
特性 こだいかっせい
性格 おくびょう (S↑ A↓)
持ち物 レッドカード
実数値 (努力値) H: 222 (252)
A: –
B: 120 (4)
C: –
D: 135
S: 179 (252)
にほんばれ
アンコール
ねがいごと
ステルスロック

調整意図

H: 特化
S: 特化 (こだいかっせいの能力上昇対象)

採用経緯

クッション兼ハバタクカミのこだいかっせい発動要因として採用しました。

基本用途はクッションですが、低速ポケモンをアンコールではめることもあります。

火力が非常に低いため、すべて変化技で構成しています。
アシストパワー型も考えましたが、選出が限定的になるため、この型に落ち着きました。
ねがいごとの枠は他の技との選択になると思います。(でんじは等)

テラスタイプは多分ノーマルが一番良いです。エスパーは妥協です。

持ち物のレッドカードは明確な理由があるわけではないので、メンタルハーブやあついいわにしても良いと思います。

因みに、おしゃれな立ち回りとして、例えば りゅうのまい → にほんばれ → アンコール として素早さ上昇系の技ではめることもできます。

超個人的な思いですが、サケブシッポのタイプにエスパーを入れてほしくはなかったですね..。もとのプリンのタイプの方が圧倒的に優秀でした。だから廃れたということなのかもしれませんが。

ミミッキュ

型変更前のポケモンです。
ミミッキュ

ポケモン ミミッキュ
テラスタイプ フェアリー
特性 ばけのかわ
性格 ずぶとい (B↑ A↓)
持ち物 おんみつマント
実数値 (努力値) H: 159 (228)
A: –
B: 145 (252)
C: –
D: 129 (28)
S: 116
みがわり
のろい
いたみわけ
トリックルーム

調整意図

H: 8n-1 の最大値
B: 特化
D: 残り

採用経緯

のろい型で低速ポケモンをはめる兼マリルリのサポート要員として採用しました。

トリックルームでの切り替えしが1体は欲しかったので、ミミッキュに任せています。

B特化は主にハチマキパオジアン意識です。後出しからトリックルームを張れます。

パオジアンを重視するなら、いたみわけ を ドレインパンチ にするのも良いと思います。ただし、火力が非常に低いという点には注意が必要です。

対面で困ったときの引き先用です。

テラスタルはゴーストではなくフェアリーにしています。ゴースト以外にテラスタルをすると、呪いが鈍いになります。多分使わないと思いますが一応。

最後に

まだフェアリータイプの解禁ポケモンの種類が少なく、統一パーティを組むのは難しい状況だと思います。

また、テラスタルという仕様は、統一に対して若干向かい風だと感じています。
統一パーティでは、自分のやりたいことを通すという戦法が基本です。
しかし、タイプを変更することによって、相手のやりたいことを阻止しやすいからです。

とはいえ統一パーティでも十分戦えるので、もし興味がわいたら是非フェアリー統一を試してみてください。

それでは、また。

ポケモン第9世代-SV

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