こんにちは。
この記事は、第9世代藍の円盤解禁後 (レギュレーションH、シーズン22) のフェアリー統一の構築記事です。
(シーズン23の構築で改良しました。2024/10/31追記)
藍の円盤解禁後に、伝説と準伝説禁止という素晴らしいルールが来たので、是非楽しみたいところです。
相変わらず厳しいですが、今までよりは戦いやすい環境になっていると思います。
まだ改善の余地があるとは感じていますが、マスターボール級まで戦ったので、現時点の構築を紹介します。
ランクバトルの対戦戦績は次の通りでした。
S22: 21勝16敗 / 37戦 (勝率 56.8%)
レンタルパーティはある程度の期間公開しておきます。
過去のフェアリー統一まとめ ↓
使用可能なフェアリータイプ
レギュレーションHで使用可能なフェアリータイプのポケモンを一覧にしました。(最終進化形のみ表示)
ポケモン | タイプ |
---|---|
ピクシー | フェアリー |
キュウコン (アローラ) | こおり / フェアリー |
プクリン | ノーマル / フェアリー |
マタドガス (ガラル) | どく / フェアリー |
マリルリ | みず / フェアリー |
グランブル | フェアリー |
サーナイト | エスパー / フェアリー |
エルフーン | くさ / フェアリー |
フラージェス | フェアリー |
ニンフィア | フェアリー |
デデンネ | でんき / フェアリー |
メレシー | いわ / フェアリー |
クレッフィ | はがね / フェアリー |
アシレーヌ | みず / フェアリー |
アブリボン | むし / フェアリー |
キュワワー | フェアリー |
ミミッキュ | ゴースト / フェアリー |
ブリムオン | エスパー / フェアリー |
オーロンゲ | あく / フェアリー |
マホイップ | フェアリー |
バウッツェル | フェアリー |
デカヌチャン | フェアリー / はがね |
初めに
かなりの試行錯誤を経て今の形に至りました。
環境上位のカイリューやサーフゴー、ブリジュラスなどが非常に強力であるため、これらを強く意識した対面・サイクル寄りの構築になっています。
選出パターン
よく選出したパターンを記載します。
初手 + アシレーヌ + エルフーン
初手のアタッカーで削りつつ、特殊はアシレーヌで、物理はエルフーンで対応するという基本的な選出です。
特に、カイリューがいる場合はエルフーンの選出は必須級です。
初手 + アシレーヌ + ミミッキュ
最後にミミッキュで締める対面寄りの選出です。
基本最初の2体で戦い、最後にミミッキュを出します。アシレーヌは必須ではありませんが、ほとんどの場合選出することになります。
個体解説
キュウコン (アローラのすがた)
ポケモン | キュウコン (アローラのすがた) |
---|---|
テラスタイプ | ほのお |
特性 | ゆきふらし |
性格 | おくびょう (S↑ A↓) |
持ち物 | きあいのタスキ |
実数値 (努力値) | H: 149 (4) |
A: – | |
B: 95 | |
C: 133 (252) | |
D: 120 | |
S: 177 (252) | |
技 | ふぶき |
フリーズドライ | |
テラバースト | |
オーロラベール |
調整意図
C: 準特化
S: 特化
採用経緯
高速アタッカー兼壁張り役です。
壁を張ることは主な目的ではなく、隙があればという感じです。
サーフゴー等の鋼を意識して炎テラスとしています。
ゆきの防御アップによってワンパンされることはほぼないので、タスキよりは ひかりのねんど のほうが良いかもしれません。
また、本構築ではサーナイトと役割がかなり被ってしまい選出頻度が下がったため、他のポケモンに変えても良いかもしれません。
選出率: 6位
サーナイト
ポケモン | サーナイト |
---|---|
テラスタイプ | ほのお |
特性 | トレース |
性格 | おくびょう (S↑ A↓) |
持ち物 | こだわりメガネ |
実数値 (努力値) | H: 144 (4) |
A: – | |
B: 86 (4) | |
C: 176 (244) | |
D: 136 (4) | |
S: 145 (252) | |
技 | サイコショック |
ムーンフォース | |
マジカルフレイム | |
はどうだん |
調整意図
D: 準特化ブリジュラスのラスターカノン耐え
S: 特化
採用経緯
初手に出しやすい高火力な特殊アタッカー、かつブリジュラスを倒せるポケモンとして採用しました。
サーナイトを採用するまで初手のブリジュラスが重すぎましたが、かなり改善したように感じます。ブリムオンと入れ替えました。
素早さと火力が下がったハバタクカミと思えばよいでしょう。
比較的交代をしやすい構築なので、こだわりアイテムとは相性が良いと思います。
耐久振りブリジュラス対策で はどうだん を採用していますが、残念ながらH252だと乱数(68.75%)です。
因みに、はどうだん で耐久無振りガチグマ(あかつき)は倒せますが、H252だとほぼ倒せません。(6.25%)
テラスタルは炎と格闘で迷いましたが、やはり鋼を半減できる炎を優先しました。
美しさ的には、エルレイドを想起させる格闘のほうが良いと思いますが。
選出率: 3位
エルフーン
ポケモン | エルフーン |
---|---|
テラスタイプ | ゴースト |
特性 | いたずらごころ |
性格 | ずぶとい (B↑ A↓) |
持ち物 | たべのこし |
実数値 (努力値) | H: 167 (252) |
A: – | |
B: 150 (252) | |
C: 97 | |
D: 96 (4) | |
S: 136 | |
技 | やどりぎのタネ |
コットンガード | |
みがわり | |
ムーンフォース |
調整意図
H: 特化
B: 特化
採用経緯
カイリュー対策として採用しました。
おそらくフェアリータイプでカイリューに勝てるポケモンはエルフーンくらいな気がします。
いたずらごころよりも優先度の高い しんそく を無効化するためにゴーストテラスとしました。
飛行も等倍になり、カイリューに対応しやすくなります。
アンコール対策で ちょうはつ を採用するか迷いましたが、汎用性の高い みがわり にしました。
相手の残りが物理アタッカーのみになれば、基本的にエルフーンで勝てます。
また、副作用としてキノガッサの対策が万全になりました。
カイリューが非常に多かったため、結果的にエルフーンの選出率はかなり高めでした。
選出率: 2位
アシレーヌ
ポケモン | アシレーヌ |
---|---|
テラスタイプ | くさ |
特性 | げきりゅう |
性格 | ひかえめ (C↑ A↓) |
持ち物 | とつげきチョッキ |
実数値 (努力値) | H: 186 (244) |
A: 84 | |
B: 95 (4) | |
C: 195 (252) | |
D: 137 (4) | |
S: 81 (4) | |
技 | うたかたのアリア |
ムーンフォース | |
サイコノイズ | |
クイックターン |
調整意図
H: 特化
C: 特化
採用経緯
対特殊アタッカーとして採用しました。
特殊面は耐久値が非常に高い上、火力もかなり高いのでとても信頼できるポケモンです。
選出すれば大体活躍してくれます。
テラスタイプは、弱点の草と電気を半減できる草テラスとしました。
とつげきチョッキ持ちですが、サイコノイズを採用することで受けポケモンに対しても有利に戦うことができます。
対戦で気づいた点として、多くの場合ガチグマに抜かれていたということがあります。
今の型のほうが強いとは思いますが、ガチグマや65族意識で少し素早さに振るのも良いと思います。
余談ですが、アシレーヌの選出率が高すぎるために、マリルリが不採用となりました。
選出率: 1位
ミミッキュ
ポケモン | ミミッキュ |
---|---|
テラスタイプ | ゴースト |
特性 | ばけのかわ |
性格 | ようき (S↑ C↓) |
持ち物 | いのちのたま |
実数値 (努力値) | H: 131 (4) |
A: 142 (252) | |
B: 100 | |
C: – | |
D: 125 | |
S: 162 (252) | |
技 | かげうち |
シャドークロー | |
じゃれつく | |
つるぎのまい |
調整意図
A: 準特化
S: 特化
採用経緯
普通のミミッキュです。
言うまでもなく非常に強いので、選出できる場合は必ず選出すると良いです。
本ルールではミミッキュよりも遅いポケモンが多いため、メインアタッカーとして活躍することができます。
ただし、カイリューを対策する場合はエルフーンを選出する関係でミミッキュを選出できません。ミミッキュではカイリューに勝てないので仕方ありません。
選出率: 4位
デカヌチャン
ポケモン | デカヌチャン |
---|---|
テラスタイプ | はがね |
特性 | かたやぶり |
性格 | ようき (S↑ C↓) |
持ち物 | たつじんのおび |
実数値 (努力値) | H: 161 (4) |
A: 139 (252) | |
B: 97 | |
C: – | |
D: 125 | |
S: 160 (252) | |
技 | デカハンマー |
はたきおとす | |
がんせきふうじ | |
つるぎのまい |
調整意図
A: 準特化
S: 特化
採用経緯
鋼フェアリー枠として採用しました。
素早さが高いため、物理アタッカーの役割を担います。
たつじんのおび を持たせることで、つるぎのまい + はたきおとす でH252サーフゴーを、がんせきふうじ でウルガモスを倒せるようになります。
テラスタイプは元の鋼のままにしていますが、地面技を無効化できる飛行テラスのほうが強い気がしています。
サーフゴーのゴールドラッシュを半減したいとき以外で、鋼テラスをしたいと思う場面はありませんでした。
タイプは優秀なものの攻撃力がそれほど高くないので、ガチグマやブリジュラスなど不利な敵が数多く存在します。適当に活躍してくれるわけではない点は注意してください。
選出率: 5位
没になったポケモン
オーロンゲ
ビルドアップ型を検討していましたが、選出する場面がありませんでした。
クッションとして すてゼリフ を主軸とした型も試しましたが、クッションにも関わらず先制で交代するのが弱すぎるため諦めました。
マリルリ
いつも通り水フェアリー枠として採用していました。
対物理はマリルリ、対特殊はアシレーヌという使い分けでしたが、環境上位の物理アタッカーにそれほど刺さっておらず、マリルリは選出せずアシレーヌでまとめて対処することが多かったため、今回は外すことになりました。
ブリムオン
特性の マジックミラー が非常に強力であるため、搦め手の対策として採用していました。
しかし、構築をトリックルームに寄せなければ活躍しづらいということもあり、エスパー枠としてサーナイトを採用したタイミングで抜くことになりました。
クレッフィ
最初は鋼フェアリー枠として採用していました。
しかし、本構築では受けに特化したポケモンは選出しづらかったため、デカヌチャンと入れ替えました。
地震を持つカイリューにも勝ちづらいため、採用は断念しました。
最後に
強力なポケモンが多い中、フェアリータイプにもアシレーヌという強力な味方がいるため何とかなったという感じです。
レギュレーションHはあと3ヶ月あるので、もう少し改善してみようと思います。
それでは、また。
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