【ポケモンSV】フェアリー統一 クレッフィ・キチキギス サイクル 碧の仮面解禁後【第9世代レギュレーションEシングルS11-S13構築記事】

ポケモン

こんにちは。

この記事は、第9世代碧の仮面解禁後 (レギュレーションE、シーズン11~13) のフェアリー統一の構築記事です。

追加コンテンツ「碧の仮面」が開始され、キタカミの里に生息するポケモンがバトルでも使えるようになりました。
なんと新たなフェアリータイプの準伝説も登場したようですよ。

そんな嬉しい知らせとは裏腹に、対戦環境は相変わらず厳しい状況ではあります。

取り敢えずマスターボール級までは戦ったので、今回使った構築を紹介します。

ランクバトルの対戦戦績は次の通りでした。
S13: 20勝11敗 / 31戦 (勝率 64.5%)

構築

レンタルパーティはある程度の期間公開しておくので、使っていただいて構いません。

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プリン

どうぞ~

過去のフェアリー統一の構築記事 ↓ 興味のある方は是非。

【ポケモン】フェアリー統一 記事一覧
第9世代 - SV レギュレーションH (藍の円盤解禁後、伝説準伝説なし) シーズン23 シーズン22 レギュレーションG (藍の円盤解禁後、伝説あり) シーズン19 レギュレーションE (碧の仮面解禁後) シーズン13 レギュレーションD...

使用可能なフェアリータイプ

9世代レギュレーションDの時点で使用可能なフェアリータイプのポケモンを一覧にしました。(最終進化形のみ表示)

レギュレーションDで新たに追加されたのは、太字の5体です。

ポケモン タイプ
ピクシー フェアリー
キュウコン (アローラ) こおり / フェアリー
プクリン ノーマル / フェアリー
マタドガス (ガラル) どく / フェアリー
マリルリ みず / フェアリー
サーナイト エスパー / フェアリー
フラージェス フェアリー
ニンフィア フェアリー
デデンネ でんき / フェアリー
メレシー いわ / フェアリー
クレッフィ はがね / フェアリー
アブリボン むし / フェアリー
ミミッキュ ゴースト / フェアリー
ブリムオン エスパー / フェアリー
オーロンゲ あく / フェアリー
ラブトロス フェアリー / ひこう
バウッツェル フェアリー
デカヌチャン フェアリー / はがね
サケブシッポ フェアリー / エスパー
ハバタクカミ ゴースト / フェアリー
テツノブジン フェアリー / かくとう
キチキギス どく / フェアリー
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プリン

結構増えてきた!

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サケブシッポ

ぷりぃぃぁあ?

初めに

今回折角キチキギスが新たに追加されたので、キチキギスを採用した構築を考えました。

キチキギスは毒タイプを含む耐久寄りの性能をしているので、受けを少し意識した構築にしています。

受けと言っても、技範囲から要塞型のような型にしているので、物理受けと特殊受け用の要塞型ポケモンを用意し、残りはアタッカー寄りのポケモンで固めた構築にしています。

タイプ統一で完全に受けるのは難しいため、アタッカーも含めた中耐久サイクル構築のように戦うことを考えました。

構築の狙い

よく選出したパターンがいくつかあるので記載しておきます。

ハバタクカミ + クレッフィ + キチキギス

ハバタクカミをメインアタッカーとして据え、物理受けをクレッフィ、特殊受けをキチキギスでする選出です。

本構築の基本選出です。

アタッカーはラブトロスの場合もあります。

相手の物理アタッカーがオーガポン(炎)、パオジアン、ウーラオス、… のような並びの場合は、物理受けとしてマリルリを選出する場合もあります。

ラブトロス + ハバタクカミ + ミミッキュ

受けのポケモンが刺さらない場合、3体ともアタッカーという選出もできます。

選出順は相手によって異なります。

個体解説

マリルリ

マリルリ

ポケモン マリルリ
テラスタイプ みず
特性 そうしょく
性格 いじっぱり (A↑ C↓)
持ち物 オボンのみ
実数値 (努力値) H: 175
A: 112 (252)
B: 132 (252)
C –
D: 100
71 (4)
アクアジェット
アクアブレイク
じゃれつく
はらだいこ

調整意図

A: 特化
B: 準特化

採用経緯

対オーガポンのみを意識したポケモンです。

オーガポンは強すぎるので基本的に受け出せませんが、このマリルリなら状況によって後出しすることができます。

テラスタル状態のツタこんぼうも2回耐えることができ、ウッドホーンは特性そうしょくで対策しています。

そうしょくでA+1になるとアクアブレイクでワンパンすることができます。

ただし、オーガポンはテラスタルを切るまで特性かたやぶりなので注意が必要です。

フェアリー統一でオーガポンの対策を考える場合、これ以外に安定するポケモンを思いつくことができませんでした。
選出率: 6位

クレッフィ

クレッフィ

ポケモン クレッフィ
テラスタイプ ほのお
特性 いたずらごころ
性格 ずぶとい (B↑ A↓)
持ち物 イアのみ
実数値 (努力値) H: 164 (252)
A: –
B: 157 (252)
C: –
D: 108 (4)
S: 95
でんじは
イカサマ
てっぺき
リサイクル

調整意図

H: 特化
B: 特化

採用経緯

毒、鋼、氷などの一貫を切り、不利対面の交代先ポケモンとして採用しました。

クレッフィを採用しない場合、パオジアンやオオニューラが非常に厳く、不利対面を作られると必ず1体倒されるという状況でした。

そこで、これらの対面で交代できるポケモンとして、クレッフィを採用しました。

物理受けなので てっぺき + リサイクル型とし、相手の交代先に負荷をかけられるように でんじは を採用しています。

いたずらごころの弱点としてあくタイプに変化技を無効化されるため、パオジアン等の新規準伝説にでんじはは効かない点には注意が必要です。

また、もともと相手のミミッキュが重かったですが、クレッフィが後出しから対応できるので、その点も優秀でした。

クレッフィを採用したことで構築がかなり安定したように感じます。やはりフェアリー統一において鋼タイプは必須でした。

テラスタイプは、つららおとし、ツタこんぼう、ウッドホーン辺りをすべて半減にできるタイプが良かったので、炎タイプにしました。
テラスタル前後で地面タイプが一貫するのが残念ですが仕方がありません。

余談ですが、パオジアンはてっぺきで完封できると思いきや、せいなるつるぎ で てっぺき を無視してくるのが厄介でした。あれほどの性能を持っていながら器用なこともできるなんて反則級だと思います。
選出率: 3位

ミミッキュ

ミミッキュ

ポケモン ミミッキュ
テラスタイプ ゴースト
特性 ばけのかわ
性格 ようき (S↑ C↓)
持ち物 いのちのたま
実数値 (努力値) H: 131 (4)
A: 142 (252)
B: 100
C: –
D: 125
S: 162 (252)
かげうち
シャドークロー
じゃれつく
つるぎのまい

調整意図

A: 準特化
S: 特化

採用経緯

勝率を高くするなら、ミミッキュを最も活躍させることが重要だと感じました。

そこで、最も汎用的で最も選出率が高くなるような型を考えたとき、アタッカー型が良いだろうと判断しました。

つるぎのまい は のろい と選択ですが、ミミッキュを活躍させるという意味ではつるぎのまいのほうが相性が良く、のろいは中途半端です。

この型だと相手の特性てんねん持ちなど受けのポケモンが厳しくなりますが、他に崩しが得意なポケモンが多くいるので、ミミッキュの役割対象外としました。

現環境は対面寄りのポケモンが多い気がするので、ミミッキュの通りは良いと思います。

素早さについては、サーフゴー意識で準速以上は確定で、ウーラオスやイーユイなどの準速とミミッキュミラーを意識して最速にしています。
現環境は素早さのラインが非常に高いため、100族程度だと準速も多いだろうと考え、最速の恩恵が大きいと判断しました。
選出率: 5位

ラブトロス

ラブトロス

ポケモン ラブトロス(化身)
テラスタイプ ほのお
特性 あまのじゃく
性格 ようき (S↑ C↓)
持ち物 ラムのみ
実数値 (努力値) H: 150 (4)
A: 167 (252)
B: 90
C: –
D: 100
S: 173 (252)
ばかぢから
じゃれつく
テラバースト
ちょうはつ

調整意図

A: 準特化
S: 特化

採用経緯

妨害阻止兼積みアタッカーとして採用しました。

フェアリー飛行という優秀な耐性に加え、ばかぢから連打で防御が強化されるため、耐久面でもかなり優秀です。

ラブトロスが刺さった場面はかなり多かったという印象です。

初めはテラスタイプを格闘にし、持ち物をこだわりスカーフ(主にパオジアン意識)にしていましたが、ゴーストタイプがあまりに厳しいため、技選択ができるようにこだわりアイテムをやめ、ゴーストタイプに打てるテラバーストを採用しました。

テラスタイプは炎と悪で迷ったのですが、サーフゴーやミミッキュに強くなるため炎としました。テツノツツミの氷技受けで役立ったこともありました。テラスタイプの選択としては良かったと感じています。

持ち物は ラムのみ が一番強いと感じています。受けサイクルの状態異常を1度無効化できたり、キノガッサに対して ばかぢから から打てたりと便利です。
初めは きあいのタスキ を採用していたのですが、発動する機会がほとんどなかったので変更しました。
選出率: 4位

ハバタクカミ

ハバタクカミ

ポケモン ハバタクカミ
テラスタイプ ほのお
特性 こだいかっせい
性格 おくびょう (S↑ A↓)
持ち物 こだわりメガネ
実数値 (努力値) H: 130
A: –
B: 76 (4)
C: 187 (252)
D: 155
S: 205 (252)
シャドーボール
ムーンフォース
マジカルフレイム
サイコショック

調整意図

C: 準特化
S: 特化 (こだいかっせいの能力上昇対象)

採用経緯

高速アタッカーとして採用しました。

ハッサムのバレットパンチなどの鋼技対策、かつハバタクカミ対面で有利になるよう、テラスタイプは炎にしています。

(ハバタクカミ対面で炎が有利という意味について、ハバタクカミ対面ではフェアリーテラスムーンフォースが最も安定する択だと思うので、それを半減で受けられるという点で有利であるということです。
ただし、最近は水テラスが増えているため、若干向かい風かもしれません)

テラスタイプはノーマルと悩んでいましたが、鋼(特にバレットパンチ持ち)に対して有利になる点を評価し、また、タイプ一致ハイパーボイス(テツノツツミなどのみがわり意識)をそれほど必要としていない点を考慮し、炎としました。

素早さ最速は、ハバタクカミやパオジアンなどの135族との同速勝負があるため必須です。
選出率: 1位

キチキギス

キチキギス

ポケモン キチキギス
テラスタイプ どく
特性 どくのくさり
性格 おだやか (D↑ A↓)
持ち物 くろいヘドロ
実数値 (努力値) H: 192 (228)
A: –
B: 103 (4)
C: 93 (20)
D: 160 (4)
S: 151 (252)
ちょうはつ
めいそう
はねやすめ
ムーンフォース

調整意図

H: 16n最大値 (くろいヘドロ最大効率)
S: 準特化 (最速サーフゴー、ウーラオス、… 意識)

採用経緯

特殊受けです。

技構成はこれ以外は考えられなかったのでこの4つとしています。
どくどくは採用していませんが、特性の試行回数によって毒を引けばよいです。

特殊アタッカー以外にも低速耐久ポケモンや毒をメインに戦う耐久ポケモンなど幅広いポケモンを起点にすることができます。

火力が低い点は注意する必要がありますが、その他はかなり高スペックなポケモンとなっています。
キチキギスで詰めて勝つ試合も結構多かったので、詰め筋として意識しても良いと思います。

テラスタルはほぼ切ることはありませんが、一度だけサーフゴー用に切ったことがありました。
選出率: 2位

最後に

フェアリータイプも徐々に追加されてきましたが、まだまだ向かい風だと思います。

今回、新準伝説を活かす構築を考えましたが、統一パーティでキチキギスを活かすのは大変でした。
なんとか構築を組んだものの、強いとは言い難いかもしれません。

まだ追加コンテンツ後編でいろいろと追加されると思うので、それに期待して待っています。

それでは、また。

ポケモン第9世代-SV

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